南里行政書士事務所

佐賀県杵島郡の南里行政書士事務所では許認可申請/成年後見人/相続・遺言などの相談を承っております。

南里日誌
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    2020.11.11ブログ更新します。

    朝は冷え込み暖房が必要になりました。北国ではかなりの積雪のようです。
    時々、取り上げている白石町の学校統廃合問題ですが、コロナ禍で延期になっていた住民説明会が先月末から始まりました。全町11カ所で開催ですが、有明地区の最初の説明会に出掛けました。
    やはり、関心が高い様で会場の体育館には50名ほどの人が集まっていました。今回のテーマは3校を1校にする中学校の統廃合ですが、質問などは次の説明会のテーマになる小学校の統廃合にも及びました。保護者の皆さんの真剣な意見に緊張しました。保護者の皆さんからは明確な反対意見は出ず、通学の事、制服の事、一校になった時の子供たちの人間関係の事、統廃合を前提にしたものが殆んどでした。この問題を「考える会」が発足していて、そのメンバーからは少人数学級の大切さなど語られ拙速な統廃合は止めてほしいと要望しました。
    私見ですが、保護者の皆さんの中には就職氷河期世代の方も多く、多くの生徒の中で刺激を受け競争もし将来安定した生活が送れる力を付けてほしいという思いが強いのではと考えました。
    会も終わりに近付き、司会者が最後の意見を促すと白武先生が手を挙げました。そしてすぐ後ろの席の私に、「あんた、これを持って」とスケッチ画を渡しました。20人ほどの小学生が集団で下校しているのを描いたそうです。「近くの学校に、こうやって和気あいあいと歩く姿に感動しました」と説明していました。私は、全体にそれを掲げるのが何だか場違いの様な気がして赤面しましたが、冷めた表情の人がいる一方、目を細めて穏やかに見る人もいました。
    昔は良かったと、ノスタルジックな気分だけでは保護者の皆さんの共感を呼ばない事は痛感しましたが、自分にも歩いて登下校する中で色々ドラマがあったのは思い出しました。

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    2020.11.3ブログ更新します。

    11月になりました。今年の漢字一文字が話題になって来るなど、一年の締め括りを意識する時期になりました。
    時々、お手伝いに行っている鹿島の介護施設から連絡があり、急なぎっくり腰や子供さんの具合が悪くなったりで職員の欠勤が重なり来てもらえないかと。ぎりぎりの体制でやっているのが分かっているので出掛けました。
    何でもそうだと思いますが、間が空くと感を取り戻すのに大変です。新しい利用者が居たりもします。自己紹介から始めますが、自分に慣れてもらうのにも時間が掛かります。今回はかなりショックでしたが、将棋の相手をしていた方が亡くなっていました。ホールでは無口でどちらかというと仏頂面でしたが、目の前に立って駒を指す仕草をすると嬉しそうに腰を上げておられました。心からご冥福をお祈り申し上げます。
    昼食の後はお昼寝タイムで見守りの職員が二人つきますが、20分程記録を書けば後は色々雑談になります。その日は私とかなり年下の女性職員でした。一緒に仕事をするのは三回目で、真面目にテキパキとした仕事ぶりに感心していました。聞けば生まれ育ちは佐賀市という事で、「だから、垢抜けされているんですね」と言ったら喜んでおられました。先方も私の仕事ぶりを一定評価してくれているようで、信用して仕事の愚痴も出ていました。
    私は至って真面目に受け答えしている積りですが、二回ほど、「南里さん、面白いですね」と笑っていました。勿論、悪い気はしませんでした。
    大阪都構想問題で奮闘された大阪の佐世保の先輩から、今月末帰省するとの連絡がありました。2年ぶりに拙宅にも寄って頂きたいものです。以前、鉢盛が懐かしいと言っておられました。

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    2020.10.30ブログ更新します。

    10月最後の書き込みになりました。
    施設に入所中の母親には相変わらず会えず、玄関で荷物の受け渡しをするだけですが、今日は事務の職員さんに呼び止められました。
    「来月は介護保険の更新なので印鑑を持ってきてください」。原則、6か月ごとに更新の手続きがあります。4月に入所してもうそんなに経ったのかと思いました。色々お世話をしてもらって生活の不自由は多くはないと思いますが、家族に会えないというのは張り合いがないでしょう。中庭でのガラス越しの面会は再開しているので何回か実現しましたが、10分程度と制限されていて、ゆっくりと話はできません。施設によっては対面の面会が解禁されていると聞きますが、老人保健施設の判断に従うしかありません。
    父親は町の広報などを熱心に見ていて感心しますが、「特別弔慰金の申請が始まっている」と言ってきました。戦没者などの遺族に支給されるものです。母親に戦死した兄について受給資格があり、5年前に私が手続きをしました。母親には10人の兄がいたので戸籍を取り寄せるのが大変でしたが。
    私は、この制度はその時一回だけだと思い込んでいたので助かりました。年に5万円で5年間、計25万円支給されます。母親は昔から、戦争に行った兄達の事はよく話をしていました。平和の尊さが分かり、感謝しています。

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    2020.10.26ブログ更新します。

    だんだんと寒くなって来ましたが長期予報によると今年の冬は寒いそうで、去年の記録的な暖冬との違いが体に堪えるかも知れません。
    ホームページの5年間の契約が終わり、ランニングコストが下がり有難いと書き込んだ事がありましたが、少し事情が変わりました。担当の社員さんと時間をかけて話をしていると、デジタル技術が日進月歩なのがよく分かります。5年前と比べてスマホで閲覧している方の割合が急上昇していて、その事に対する手当ても不可欠だと説明を受けました。勿論、経費が掛かります。スマホの画面の見やすさまで心配する余裕はないという本音もありますが、少しでも見やすくしてより多くの方にという欲もあります。5年間しっかり利用して頂いたから格安で、とのお誘いに心が動きました。そんな感じでもう5年間契約する事になりました。
    色々あって延び延びになっていたプチ同窓会ですが、いよいよ動き出しました。女性陣の、「コロナがあるけど大丈夫?」との声に乗り気ではないのではと思っていましたが、博多のK君に、「是非、やりたい」との絵文字メールが届いたそうで安心しました。佐賀市在住のUさんが、感染対策万全の店を見つけてくれるでしょう。気になるのはK君が切望しているKさんの参加ですが、これもUさんに任せておけば大丈夫でしょう。
    もう一年ほど会っていない大阪の佐世保の先輩ですが、ここに来て劣勢だった大阪都構想反対の運動が盛り上がっているとの事。いい結果が出て、大阪市がなくならないといいのですが。

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    2020.10.22ブログ更新します。

    今週はこの秋一番の冷たい空気が押し寄せるらしく、そろそろ暖房の心配が必要かもしれません。
    もう直ぐ開かれる国会で激論になるでしょうが、日本学術会議の任命拒否が大きな問題になっています。戦争が1945年に終わって49年に発足しましたが、その時に採択された基本的な指針となる声明を起草したのは末川博氏です。権力の抑圧の中で心ならずも戦争に加担する事もあった態度を反省し平和と福祉に貢献していく、と誓っています。
    末川氏は私の母校の総長を務められた方なので多大な親近感があります。勿論、その功績には大きな尊敬の念を持ちます。一方で思い出すのは学生時代の事。当時は奨学金の有利子化の動き、国からの助成金の削減等、学生生活が脅かされる事態が相次ぎました。おまけに低学費が信頼を集めていたのに、それを放棄するような大学当局の動きもありました。多額の費用を使って、末川記念館という多目的な建物を作る話まで持ち上がっていました。私達学生は自治会を通じて反対の意見を表明しましたが。とにかく学生生活を守るという気持ちで必死だったのを覚えています。長い時を経て、末川先生が先頭になって発信した思いが、今クローズアップされる事に感慨を覚えます。
    学問弾圧の象徴的事件である戦前の「滝川事件」。社会が良くならないと刑罰を重くしても犯罪はなくならない、妻の姦通だけを犯罪にし夫の姦通を罰しないのはおかしい。これがけしからんと滝川教授は京都大学を追われました。現憲法は、「学問の自由は、これを保障する」と高らかに宣言しています。

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ちょっとした息抜きに、ちょっとした情報収集に。
行政書士の仕事のちょっとした部分や、日常の些細な出来事を綴っていきます。