一昨日、佐賀市の文化会館で前進座の演劇「怒る富士」の上演があり出掛けました。
医療生協という団体の創立40周年記念事業で、父が役員をやっているので券を買いました。七千円もしたので迷いましたが、たまには父の顔も立ててやろうと思いました。会場の自分の席は最前列。なんじゃこれは、と驚いていると知人が寄ってきて、「南里さんも景気がいいね、S席とは。」と言います。最初からこの値段しか言わなかった父にしてやられたと気づきましたが、悔しがる間もなく緞帳が上がって行きました。
新田次郎原作の、富士山の大噴火で被災した農民達と、命と引き換えに彼らを救った代官の実話ですが完全に東日本大震災にダブりました。
演劇を見るのは本当に久しぶりでした。学生の頃はよく鑑賞していました。文化の街、京都にふさわしく毎月色々な劇団の作品を格安で見れる文化団体があって、若かりし田中裕子、加藤剛、米倉斉加年、竹中直人等が出演していました。そんな事も懐かしく思い出しました。
早いもので三月になりました。日中は春の陽気ですが、その分放射冷却で朝はまだまだ冷え込みます。
用事があって武雄の法務局に出掛けました。受付の職員さんと少し雑談になりましたが、最近は不動産の登記手続きでも司法書士に頼まずに自分でする方が増えているとの事でした。
今はネットのサイトで手取り足取りの丁寧な説明があるし当然費用も格安なので、そういう流れなのでしょう。行政書士の仕事も、代わりにやってくれがあって成り立つことが殆どだと思うので色々考えてしまいました。
世間では、人工知能で人間の仕事がどんどん無くなって行くと言われ、消えていく職業のリストまで何かに載っていました。怖くてよく見ませんでしたが、果たして行政書士があったかどうか。
小説まで人工知能が書くという事も耳にしましたが、どんな物か。純文学などはその人の真摯な体験があって成立すると思うので読みたいとは余り思いません。
今日で二月も終わりですが、何時もより二日ほど少ないだけで何故こんなに早く月末になるのでしょうか。
何回か書き込んでいる就労支援施設の立ち上げの仕事ですが、いよいよ場所も決まりゆっくりと動き始めました。
この事業をやるためには法人格が必要なので、依頼者の方と相談して合同会社にする事になりました。私は伊藤塾の通信で行政書士受験をしましたが、最近、時々思い出す事があります。商法の講義で女性の講師が言っていた事。「商法は五問だけで難問が多く割り切って勉強しない受験生もおられますが、開業後に必要になるので是非頑張って下さい」。
受験テクニックとして五問全部を同じ番号にすれば一問、運が良ければ二問取れるからそれでおしまいという人もいましたが、自分はあまのじゃくな所もあって、「商法だけのけ者に出来るか」とある程度勉強しました。今、合同会社の設立登記に関わるようになって非常に助かっています。伊藤塾の先生にもお礼を言いたいと思います。
春三番まで吹いた様で風の強い日があります。
一昨日は「行政書士の日」という事で、佐賀ゆめタウンで宣伝活動が行われました。
チラシにコスモスの種を付けて配りましたが、買い物客が思ったより少ない割には順調で一時間余りで全て配布しました。今回は各支部から一名ずつの参加要請があったようで大町の尾形先生から電話がありました。吉野支部長や尾形先生に逆らう事など到底出来ないので出掛けました。
渡す時に長々喋ってもキョトンとされるだけなので、「コスモスの種を配っています」とだけ言って気軽に受け取って貰えれば自然にチラシにも目が行くと思い、そんな感じにしたら結構上手く行きました。伊万里支部の先生は、客待ちのタクシー運転手さんにも配っていて日頃の仕事ぶりが伺えました。
今にも雨が降りそうなあいにくの天気でしたが気分良く参加できました。只、参加者名簿の私の名前の漢字が違っていて少し驚きましたが、日頃、会の催しに殆ど参加せず影が薄いせいだろうと悲しく納得しました。しかし、事務局の皆さん、一応個人の尊厳に関わる問題なのでよろしくお願いします。
天気がコロコロと変わる日が多くなり、三寒四温で春になって行くのでしょう。
今度の日曜に東京に住んでいる弟の次女の結婚式があり、田舎を代表して妹と妹の長女が出席します。私も上京したかったのですが日程的に無理でした。
今まで弟の事を書き込んだことはありません。実の弟ながら軽々に紹介するのがはばかられました。私が言うのも可笑しいですが、どっちが兄か弟か分からない位に立派な弟なのです。子供の頃から、ガリ勉タイプの私と対照的に余り机に向かわないのに成績が良く、おまけにモテてバレンタインデーにはチョコレートを分けて貰っていました。
東京の大学に進学しましたが、今の配偶者に出会い学生結婚しました。長女が出来たからで、今当たり前のようになった(できちゃった婚)なのですが、私は弟達の決断を尊敬しています。「子供は大学を無事卒業してからでもいいじゃないか」と説得する周囲に弟ははっきり言いました。「授かった命を大事にしたい」と。
現在、大変ストレスの多い生活のようでアルコールの量が増えたと聞き心配していますが、めでたい席に向けしっかり体調を整えているようです。