10月最後の書き込みになりました。
施設に入所中の母親には相変わらず会えず、玄関で荷物の受け渡しをするだけですが、今日は事務の職員さんに呼び止められました。
「来月は介護保険の更新なので印鑑を持ってきてください」。原則、6か月ごとに更新の手続きがあります。4月に入所してもうそんなに経ったのかと思いました。色々お世話をしてもらって生活の不自由は多くはないと思いますが、家族に会えないというのは張り合いがないでしょう。中庭でのガラス越しの面会は再開しているので何回か実現しましたが、10分程度と制限されていて、ゆっくりと話はできません。施設によっては対面の面会が解禁されていると聞きますが、老人保健施設の判断に従うしかありません。
父親は町の広報などを熱心に見ていて感心しますが、「特別弔慰金の申請が始まっている」と言ってきました。戦没者などの遺族に支給されるものです。母親に戦死した兄について受給資格があり、5年前に私が手続きをしました。母親には10人の兄がいたので戸籍を取り寄せるのが大変でしたが。
私は、この制度はその時一回だけだと思い込んでいたので助かりました。年に5万円で5年間、計25万円支給されます。母親は昔から、戦争に行った兄達の事はよく話をしていました。平和の尊さが分かり、感謝しています。