一昨日、佐賀市の文化会館で前進座の演劇「怒る富士」の上演があり出掛けました。
医療生協という団体の創立40周年記念事業で、父が役員をやっているので券を買いました。七千円もしたので迷いましたが、たまには父の顔も立ててやろうと思いました。会場の自分の席は最前列。なんじゃこれは、と驚いていると知人が寄ってきて、「南里さんも景気がいいね、S席とは。」と言います。最初からこの値段しか言わなかった父にしてやられたと気づきましたが、悔しがる間もなく緞帳が上がって行きました。
新田次郎原作の、富士山の大噴火で被災した農民達と、命と引き換えに彼らを救った代官の実話ですが完全に東日本大震災にダブりました。
演劇を見るのは本当に久しぶりでした。学生の頃はよく鑑賞していました。文化の街、京都にふさわしく毎月色々な劇団の作品を格安で見れる文化団体があって、若かりし田中裕子、加藤剛、米倉斉加年、竹中直人等が出演していました。そんな事も懐かしく思い出しました。