立春を過ぎ春めいた日もあります。
佐賀県も一時より感染者数が減り、飲食店への時短要請が解除になりました。ホッとしている経営者の方も多いと思います。6時に店に入って1時間で酒類は駄目、2時間で閉店では商売にならないでしょう。引き続き感染拡大への緊張感は続きますが。
医療生協という団体があって私の地域でも父親が中心になって1,2か月に一回、健康チェックを兼ねた班会をやっているようですが、今月は参加者が少ないので来てくれと言われ参加しました。佐賀市から3名職員さんが来てくれ、色々な機器で測定してくれました。血圧は勿論、体脂肪、足の踏ん張る力、手洗いの出来栄えを測るものもあって驚きました。そうだろうと思っていましたが、体脂肪が少し多いと言われ反省しました。自分よりかなり太めの人より高く、内臓などの脂肪なので外見とは関係ないそうです。職員3人組は専属で佐賀県全域を廻っているという事で大変だと感じました。一人は20代の男性、一人は20代の女性で、若い人から、「次からも参加してください」と言われると断れません。
大河ドラマ「麒麟がくる」が終わりましたが感動しました。去年の今頃は派手な色彩の衣装に、時代考証はどうなっているんだと冷めた気持ちもありましたが。コロナ禍で約2か月空いたり、雑誌を貰って読んでいたりしたせいかも知れません。一年が早過ぎて最近は最終回で最初の頃の回想シーンがあっても鈍感でしたが、今回はジーンと来ました。最後まで優しい志を持っていた十兵衛が好演され、天下の謀反人のイメージが変わりました。
2月になりました。今年は昨日が節分でした。
この間の日曜が投開票の唐津市の市議選ですが、告示してから、「もう一回応援に来てほしい」と連絡がありました。「今回は山間部のバイクか車でしか配れない所を是非」と頼まれました。バイクは持ってないし、長い間ペーパードライバーだった私の運転はお粗末なものです。困ったので運転の上手い知人を誘ったら、一緒に行こうとなりました。
例の事務所で、「一日がかりでいいから」とビラを渡され出発しました。私の車と違い最新のカーナビ搭載なので目的地に到着するのは簡単で、私は目新しい唐津の景色を楽しんでいました。その内、国道の交差点で街宣をしている六人ほどの集団が目に留まりました。女性ばかり白い衣装に統一して候補者がマイクを持ち、元気な声を出していました。運転をしていた知人が、「綺麗な人やねぇ」と言い、自分も、「ホントですねぇ」と応じました。「女性ばかりでやっているのは女性候補という事をアピールする作戦ですかね」「ああいう感じだと人気が出るだろうね」「周りの人も皆綺麗でしたね」「まだ二十代かな」「三十代かも知れません」。他の候補の応援に来ている事も暫し忘れて会話が弾みました。後で五十近い方だったと知り愕然としましたが。
流石に大変な配布でしたが無事終わり、安心した気持ちで戻りました。途中、山の幸の無人販売所が何カ所かあったので車を停め立ち寄りました。昔は無かったカメラが設置してありましたが、レンズが関係ない方向を向いているのもあって牧歌的でいいと思いました。
来月二日までは大寒ですが暖かい日が多いです。
緊急事態宣言の延長が不可避の状況だと新聞にありました。亡くなった方も五千人を超え、世界では二百万人を超え、佐賀県の人口が八十数万人ですから大変な数です。ワクチンに希望を託す声も強くなって来たようです。
日本でも高齢者と共に医療従事者や介護施設の職員に優先して接種するという話もありますが、時々お手伝いに行っている鹿島の介護施設の施設長も期待していて、全職員に接種をと希望しているようです。年に何回か行っている私も例外ではありません。只、自分自身にも巷間言われている副反応への不安があります。予定されている三社のワクチンを選べないという報道もあり、それぞれ問題点を指摘する報道も散見されます。何時頃の時期になるか全く予想できませんが、決めなければいけない時が来るでしょう。語弊があるかも知れませんが責任がある立場ではないので断る事も可能でしょうが、仲良くなった職員さん達との縁が切れるのも残念です。悩ましい所です。
まともに履ける運動靴がなくなったので買いに行きました。店の中に入って、前回は直ぐにスタッフが寄って来て一足決まっても、「これもおススメですよ」と言われて、もう一足買ってしまったりしましたが、今回はレジから遠目に見るだけでした。気楽でいいのですが、久しぶりに来てどれがいいのかサッパリ分かりません。こちらから助けを求めました。ベテランのスタッフの雰囲気でしたが、「丈夫なのが欲しいんですけど」と言っても口数が少なく、少し拍子抜けしました。
この時期にしては珍しい暖かさです。
何年か前に唐津市で開催された原発問題の集いで初めて会った人がいます。その方から久しぶりに連絡がありました。「今月末に投開票の唐津市の市議選挙に立候補する予定なので是非応援に来てほしい」という事です。唐津の方でも定期的に感染者が出ているので、少し迷いましたが出掛けました。
教えて貰った住所を辿り一時間半程で着きましたが、いい場所にそこそこ広い事務所を借りていて驚きました。不躾にも、「家賃が高いでしょう」と聞いたら、「支持してくれる人の物件で格安で」とニコニコしていました。額を聞いてびっくり、相場の三分の一位ですから。志を同じくする人の繋がりは素晴らしいものです。
早速、配り易い所なのでと渡されたビラを抱えて出発しました。暖かい日だったので家の外に出ている人も結構いました。コロナ禍真っ最中なのでマスクをしていてもと思いながら話し掛けると、幸い嫌がる人はいませんでした。立ち話でほんの少しのやり取りですが異口同音に、「コロナ禍を何とか収束に向かうように」と言われます。
唐津駅周辺の商店街も衰退が激しいようです。約二年ぶりに歩きましたが、シャッターの店が増えていました。博多まで交通機関も直行なので、そちらに行く人が多いのでしょう。
無事役目を終え多久市経由で帰りましたが、途中亡くなった従妹が何年も入院していた病院の前を通りました。母親を乗せて何回かお見舞いに来たことがあります。「頑張らんば」と従妹を励ましていた母親の元気な姿を思い出してしまいました。
大寒の時期で厳しい寒さが続きます。
時々お手伝いに行っている鹿島の介護施設の宴会担当の職員さんから連絡があり、予定されていた新年のお食事会が残念ながら中止になりました。時期を同じくして、佐賀県でも知事の飲食店への営業時間短縮の要請がありました。閉店8時、酒類の提供は7時までで、これでは商売にならないという悲鳴や協力して何とか感染拡大に歯止めをという声が交錯しているようです。
都市部での感染爆発は佐賀とはレベルが違う様で、大阪の佐世保の先輩のメールを読むと愕然とします。大阪府の死亡者数は全国で一番多くなったとありました。医療機関、介護施設、障害者施設でクラスターが頻発し、大阪全体にウイルスが根付いている恐怖があるとも。私が住んでいた羽曳野市でも中学校、保育園、幼稚園、市役所等で感染が広がっているそうで、それぞれ場所や建物が分かるので心が痛みます。
何とかリーダーシップを発揮してほしいと、今までにない気持ちで開会した国会の総理大臣の演説をラジオで聞いていました。心に響くものが殆どないと思ったのは、決して私一人ではないでしょう。ヤジも度を過ぎると問題だし感染防止で大声を自粛しているとも思いますが、議場の静けさは危機感の感じられない演説に白けているようでした。多くの政治スキャンダルに対する国民への説明もなく、感染拡大防止に最も必要な政治への信頼をかち取る熱意も決定的に不足しているようです。