今日は晴れていますが雨が降る事も多く、佐賀は一番雨の降った冬になったそうです。
新型コロナウイルスの感染は、パンデミックの判断が出て世界的な問題になってしまいました。全国に先駆けて佐賀県は来週月曜日から殆どの学校が再開されることになりました。幸いにも未だ感染者が出ていない事も後押ししたようです。気候がだいぶ良くなったので久しぶりにサイクリングしましたが、一人で遊んでいる子供や十数人で只ブラブラと農道を歩いている中学生を見ました。たまたま表に出ていた顔見知りのお婆ちゃんが、「学校が始まる事になって良かった」と嬉しそうでした。孫の様子を心配していたようでした。
余り間隔を開けずに大阪の佐世保の先輩から長文メールが届きました。職場がほぼ閉鎖状態である事、昨日は周りの人と黙禱をした事、大阪の繫華街も閑散としている事等書いてありました。
お母様のお元気な様子は明るい話題です。健康で体重も増えていると。私の母親の事を心配して貰っていました。
先日、試験外泊で久しぶりに帰ってきましたが、本人の体調、家族の対応、共に及第点とは行きませんでした。私も少し甘く見ていて反省しています。手すりの設置等本気で考えなくてはいけません。頭ははっきりしていて借りてきて縁側に置いていた車椅子を見て、「借りものだから何か掛けておかないと」と私より気が付きます。人一倍苦労を掛けた母親なので、出来る限りの事はしたいと思っていますが。
大暖冬で春到来といった気分も希薄ですが、何時もなら桜の開花などで気分も上向く時期なのですが。
父親が音楽ボランティアに行っている介護施設から連絡がありました。今の状況なので、当面今月の来所を見合わせてほしいという事でした。本当に申し訳ないという声で、こちらが恐縮しました。利用者の家族の面会も断っているほどなので仕方がありません。何処もそうでしょうが、職員も朝一番に体温を測り、熱があれば出勤見合わせだと。人手不足などと言ってはいられない事態です。
ニュースで、感染症をテーマにした小説などの古典がよく売れて読まれていると言っていました。凄い量の色々な情報が飛び交う中、過去の貴重な経験に学ぼうという落ち着いた意識もあるのでしょう。自分も大昔に読んだのでほとんど忘れてしまいましたが、小説のペストを新型コロナに置き換えれば示唆に富む内容があったように思います。買い溜めして目の前に品物があれば安心感はあるでしょうが、それで安全とは限らない。政府関係者等収束に決定的役割を果たす人達には、独断ではなく英知を結集する誠実さが必要。そういった主張があったように思います。
商売をしている知り合いの人達からは悲鳴のような声も聞こえて来て、何とも気分の晴れない三月上旬です。
三月になりました。
社会を暗い雰囲気にしている新型肺炎、日に日に影響が広がっています。ある程度の人数が集まる催しは、全て中止になっているようです。スポーツなどは無観客で。誘われていた鹿島市役所の高齢者虐待の勉強会も中止の連絡があり、佐賀県行政書士会の研修会も中止になったようです。
身内でも、妹の末っ子の4月からの就職に影響があり、予定より大幅に前倒しで勤務先に引っ越す事になって妹も大わらわです。入院中の母親の試験外泊の日程も見直さなければならなくなりました。久しぶりに届いた大阪の佐世保の先輩の長文メールには、再生に向け順調に頑張っている東京の長男さんのお店も客足が減り心配だとありました。去年の消費税増税に加えて今回の事態で、大不況、社会が回らなくなるのではと大変危惧します。
外国のニュースも新型肺炎のものが多いですが、アメリカの大統領選挙のサンダース旋風も目を引きます。
反共が国是の様な国で、「民主社会主義者」を公言する候補が若者の圧倒的な支持を受け大健闘していると。大企業や富裕層からは献金を貰わず、草の根の個人献金に頼っていますが驚く額です。格差の是正を有言実行している姿も、若い世代の指示を受けている理由でしょう。テレビでも、国の将来を真剣に考え熱心に活動する姿を放映していました。「献身的な運動に真っ先に馳せ参じるのは青年である」と言った先人も居ました。
大暖冬の今シーズンですが、やはり三寒四温はあるようで少し寒くなっています。
唐突に出された臨時休校要請で、戸惑っている人達も多いでしょう。感染が広がっていない地域まで必要か等賛否両論あります。間違いないのは親の負担が増える事で、心中察します。教員の人達も対応が大変でしょう。その仕事に就いている姪や甥の事も心配です。この暖かい冬でこれだけ感染が広がったので、例年のインフルエンザのように春になったら収束するのか全く分かりません。一時出回るようになったマスクも又品切れ状態で、中々買う事が出来ません。
そのマスクが一番手に入らないらしい東京に住んでいる弟から現金書留が来ました。父親の誕生祝いにかなり上乗せした額が手紙と一緒に入っていました。手紙には母親も随分励まされたようです。ありがとうございました。健康に気を付けて頑張って下さい。
最後に気になるニュースの事を。二年後の高校の国語の教科書から、小説などの文学作品が随分減るそうです。実用的な文章が増えるらしく、来年からの新受験制度に向けた試行テストには駐車場の契約書や生徒会規約が登場したとか。自分などは教科書の作品を糸口に色々読んで行ったので、寂しいし問題があるように思います。
安定しない天気が続いています。
色々なスポーツリーグも開幕したり間近になりましたが、新型肺炎が暗い影を落としているようです。熊本県でも感染者が出て、佐賀県の方も対策でピリピリしています。サッカーサガン鳥栖の試合も延期が決まり、様々なイベントも極力自粛する雰囲気です。
政府の対応も当初は評価する声が多かったですが、ここにきて批判も高まって来ました。揚げ足を取るつもりはありませんが、総理大臣が「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」に3分だけ出て退席したり、対策本部の会合に3人の大臣が地元の新年会等に出るために欠席したりしたのを見ていると如何なものかと思います。公文書を隠したり改ざんしたり勝手に破棄する等の問題を抱えていても、さすがにこういう危機管理は真面目にやってくれるだろうと考えていましたが、根本が揺らぐと全体に波及するのでしょう。
今頼まれている仕事の関係で介護保険を調べ直す事が多いですが、制度発足から20年残念ですが改悪の歴史だったと思います。保険料は上がったのに、事業者が受け取る介護報酬は改定のたびに下げられました。慢性的は人手不足も加わり、ここ4年間事業所の倒産は百件以上です。要介護1、2を事実上保険から外す計画もあります。
依頼者は真面目にやって行きたいと高い意識なので、立ち上げ後も見据えた手続きをしなければと思います。