朝晩は寒の戻りがあるようです。
佐賀県も毎日の様に感染者が出るようになってしまいました。今、東京などの大都会で仕事がなくなり、地方に実家があるので取りあえず帰省する人も多い様で、感染の経路になっている事例もあるようです。勿論、故郷を頼るのを自粛して欲しいなど言えませんが。私も大阪時代は頻繁に上京しましたが、満員電車や肩がぶつかるような人混みは、やはり苦手でした。世界中他にありませんが、首都圏の狭い面積に三千数百万人の人が住んでいるので当たり前と言えば当たり前ですが。国連の事務総長が、「戦後最大の危機だ」と訴えていました。そういう時期に遭遇したことを未だ完全に受け入れることが出来ずにいますが、現実なので仕方ありません。
久しぶりに鹿島の介護施設の施設長さんから電話があり、「今年のゴールデンウイークも応援お願いします」と。勿論その積りです。「うちも感染者が出て二か月ほど営業停止になれば、借入金もあるので倒産です」と言っていました。どう返していいか分かりませんでしたが、「その時は南里行政書士事務所に勤務します」と、とんでもない軽口を言う余裕は残っていました。
幼馴染みで博多に暮らしているK君から一年ぶりに電話がありました。かなり元気がありませんでした。丁度一年前もそうだったので、春先の気分のものかと。しかし、年度替わりで職場も色々変化があり、具体的にストレスになる事があるのかも知れません。近々会おうという事になりました。
四月になりました。
残念な事に、佐賀県は二人目の感染者が出てしまいました。福岡で医師の息子さんと会食し、その方が感染していたという事です。イタリアでは医師が六十人以上亡くなったらしく、言葉がありません。先週から母親が入院している病院も一切面会出来なくなりました。仕方ありませんが新聞ぐらいは届けようと思います。
そんな中、白石町の学校統廃合を考える集いがありました。公民館でしたが、こんな世相なので細心の注意がされていました。肌寒い日でしたが窓を開け、参加者の座る間隔も十分開けてありました。
色々な意見が出ました。勉強不足を痛感したのは、県内各地で統廃合が進んでいる事です。詳しい人が居て教えてくれました。平成の大合併とセットですが、特に広大な自治体になった唐津市などの様子は驚きました。親として当事者になる年代の参加がほとんどなく、繋がりを作りたいとの声もありました。そういった年齢層の人達は何処にどんな方法で声を届けるのか、手探りなのではとも。今後も引き続き集まって行こうとなりました。
何時も長文メールが届く大阪の佐世保の先輩から封書が来て、珍しいと開けてみると大阪民主新報の切り抜きが入っていました。先日終わった朝ドラのモチーフになった神山清子さんの記事でした。知りませんでしたが、佐世保市の炭鉱街の出身です。これは先輩も親近感を覚えるだろうと。私も、二年前に一緒に懐かしい炭鉱長屋に行った事を思い出しました。
朝は冷えて昼間は暖かい日が続きます。
オリンピックも延期になり相変わらず閉塞感が漂っています。この関連のニュースが多かったので、日頃スポーツに余り縁のない自分も新しく知ったことが増えました。バッハ会長が金メダリストだったことも初めて知りました。トップアスリートの人達は四年の体内時計を持っていて、この夏に最高のコンディションにする為に日々努力しているという事で心中如何許りかと思います。更に、競技によっては代表選手の再選考もあり得ると。戦争で中止、返上はありましたが、延期は初めてなので課題が山積しているのは当然ですが。
難民選手団という言葉をよく聞くようになりました。今回色々紹介されている報道に触れて考えさせられました。シリアの水泳選手の、ボートで海を渡って外国に避難する際、海が荒れて危険にさらされたのでロープを体に巻いて飛び込み泳いで先導した話はショックでした。やはり、オリンピックというものは只のスポーツの祭典ではないようです。
これ位の書き込みだと少ないかなと悩んでいたら、丁度高校の同級生T君からメールが来て助かりました。トイレットペーパーを必要以上に買う事に怒っていて、紙がなければ昔の様に色々工夫すればよいと説いていました。「健康な人はストンと出て拭く必要もない」という件は彼らしいと感心しました。
今日は春分の日です。昼と夜の長さが同じになるという事で、気が付いたら早くから明るくなり夕方も日が大分長くなりました。三連休の人も多いでしょうが、遠出の外出を控えてほしいと要請する向きもあります。夏のオリンピック、パラリンピックの開催についても、いよいよ現実的な意見が飛び交い始めました。80年前の東京オリンピックの中止、40年前のモスクワオリンピックのほとんどの国の不参加、40年周期で問題が起きると言っている人もいるようですが。
白石町の小学校を8校から2校に、中学校を3校から1校にという統廃合問題は、少しずつ町民の中で話題になって来ました。中身がより詳しく知られてきた事も大きいと思います。「小学校の一つは新しい場所に新築し、使わなくなる建物は解体するのは税金の無駄遣い」「部活の選択肢を増やすと言ってスクールバスでの帰宅では、却って部活の時間が減ってしまうのでは」。様々な意見が聞かれるようになりました。何より既定の路線の様に進められていくことに対しての不安、不満が大きいようです。教員OB・OGの方中心に、この問題を考える会が発足するとも聞きました。佐賀県でも白石町のケースが悪しき前例になって、学校の統廃合に拍車が掛からないようにしたいものです。
入院中の母親も食べる事が楽しみだろうと思い聞いてみたら、勤めていた所の近くにあった店の赤飯やおこわが懐かしいと言ったので買いに出掛けました。佐賀市の方ですが、遠くをよくバイクで通勤していたなあと感心しました。喜んでもらったので嬉しかったです。
三寒四温で寒の戻りもあります。
佐賀県は今週月曜日から学校再開の予定でしたが、感染者が出てしまい休校継続になってしまいました。外国に卒業旅行した大学生ということです。佐賀では放課後児童クラブの方はそんなに混雑していないそうです。未だ二世代所帯や三世代所帯が多く、親の代わりに子供の見守りが出来る家族がいるからでしょう。そんな人が居ない家庭からは切実な声が聞こえてきます。
佐賀市に用事があり車を停めて歩いていたら、知り合いの人にばったり会いました。労働組合をやっていて、広く労働相談等にも取り組んでおられます。短い立ち話でしたが色々話してくれました。仕事の注文がなくなり自宅待機になったが、月の収入が年金の3万円ほどしかない。自営業だが、いよいよ資金繰りが出来なくなった。多くの相談があるそうです。「このままだったら暴動が起きるのでは」と過激な事も言いましたが笑えませんでした。国会では与党の議員が消費税を5%に減税せよと迫っていて驚きましたが、それ程の危機感があります。
入院中の母親も何時までも病院に置いてもらえないと家族で相談し、念の為施設の訪問を始めました。以前介護の仕事もしていた私ですが、身内をお願いする側になると建物、サービスを見る目が全く違います。当時は仕事をこなすのに精一杯で、利用者の家族の気持ちをよく考える余裕がありませんでした。