良い天気が続きます。
佐賀県は立て続けにクラスターが二件も発生し、感染した人が40人近くになりました。白石町も隣接する大町町で感染者が出て、町長が有線放送で何回も注意を呼び掛けています。明日のクリーク清掃も急遽中止になりました。純農村地帯なので重要な掃除で大概の天気でも敢行されていましたが、今回ばかりはどうしようもありません。
クラスター感染者の中に感染症対応病床に指定されていた病院の事務の方が居たので、病院の機能が停止し大変なようです。こんな時期なので正直自重して欲しかったと思います。
ゴールデンウイークに何日か仕事に行く予定の鹿島の介護施設の施設長から連絡がありました。コロナの対応で業務のやり方が若干変わっているので、一度来てほしいという事でした。説明が終わった後、久しぶりに会った30代の男性職員と話をしていて、色々考えさせられました。「佐賀も、もう誰が感染してもおかしくない状況だから今ありがちな感染者捜しや非難はきっぱり控えて、相手の事を尊重しながら情報を共有して行くしかないと思う」と穏かな口調で言っていました。近所に感染者が出ても、適切な距離感を保って今まで通りの挨拶等していきたいとも言っていました。以前、転職を繰り返したり職を求めて東京に出て行ったりして、近所の目が辛い時期もあった彼らしい意見だと感心しました。自分の、なんで自重しないのか一点張りの考えも大分変りました。
少し寒の戻りがあるようです。
コロナウイルス感染症対策は、違うレベルになって来たと実感しました。
何時もの様に母親の入院している病院に着くと玄関の様子が違います。大きなテントが張ってあり、何人もの看護師や職員が立っていました。近付くと、「中に入られますか」と聞かれ、用事を言うとテントに誘導され問診を受けたり体温測定がありました。何台も置かれた消毒用機器で念入りに手を洗って病棟に向かいました。新聞を渡して汚れ物を受け取り病院の外に出ました。こちらにも緊張感が伝わって来ましたが、これだけ院内感染が起こっているので当然でしょう。
車に向かっていると職員が走って追いかけて来ます。只でさえ緊張しているのに顔が蒼くなりました。「すいません、取り忘れてました」と私に貼ってあった問診済のシールをはがしてくれました。私の方も背中に貼られていたシールに気付いていませんでした。その後、スーパーに行く積りだったので良かったです。
高校の同級生T君から長文メールが届き、書き込みに色々アドバイスを受けました。以前から、「俺にはTなどではなく鶴田という先祖代々受け継がれてきた固有名詞がある」と無言の主張を感じていました。アドバイスは今後生かしていきたいと思います。彼の一貫した、人間は自然と共生すべきとの信念が伝わって来る記述も多くありました。この間の自粛で、濁っていたベネチアの運河が澄み渡り、スモッグで覆われていた中国の空が晴れ渡ったニュースもありました。
天気は下り坂のようです。
全国に緊急事態宣言が出て、昨日の7時のニュースは2時間近くありました。各地方局を結んで全国の様子を伝えていました。ああいう構成のニュースは初めて見ました。改めて国難なんだと思いました。
国民一人当たり10万円を支給する事は、ほぼ固まったようです。子供も含めて国民全員なので約12兆円です。自分はまだ恵まれていて経済的な損失を受けた実感が薄いので、本当に貰っていいのかという気持ちもありますが、この先どうなるか分からないし国全体を励ます意味もあるのかと思います。
しかし、怒涛の様に届く大阪の佐世保の先輩の長文メールを読むと、のんきな事を言ってはおられません。体調を壊したが、その後順調に東京で頑張っていた長男さんの勤める料理店も客足が途絶えたと。来月の司法試験や各種国家資格試験も延期になり、ライフプランが狂ってしまった人も多いでしょう。
緊急事態宣言を受け都道府県の施策も注目されています。佐賀県も休業要請など検討するそうです。先の見えない事なので、その内市町村のレベルでも出来る事はやろうとなるかも知れません。白石町には24億円の使い道事由な財政調整基金があります。白石町よりかなり人口の多い鳥栖市や唐津市とほぼ同額です。役場には今から先を見据えて何が出来るか検討して欲しいものです。
今日、母親が入院している病院で月一回の話し合いがありました。前回から仕事を休んで参加している妹の真剣さが半端ではなく、女の子は男の子より親の事を心配するというのは本当かなと思いました。
春の長雨になる事もあるようです。
家で過ごす時間が増えている人が多くなっているのは間違いないみたいで、例えば大阪の佐世保の先輩からは凄い頻度で長文メールが来ます。コロナ禍に対する科学的な卓見を紹介していたら大変ですが、ショッキングな事の記載もありました。一つは品薄のマスクを、60枚8000円で買わざるを得なかったことです。高齢の母親がいるので仕方なかったと。もう一つは、姪の夫が友人の結婚式の為に北海道に行った事で職場に行きづらくなっている事です。医療関係者等への理不尽なバッシングはニュースで聞いていましたが、実際にこんな事があるんだと驚きました。佐賀に住んでおられるので尚更です。
一方、テレワークの博多のK君からは電話がありました。空き家になってしまっている江北町の実家の事等相談を受けました。お互い母親の介護で苦労があったりして話が弾みました。途中、彼もテレワーク中だった事に気づき話を打ち切りました。「俺だから言うんだけど」と、私のメール返信が極めて遅く酷い時にはなしのつぶてだとお叱りを頂きました。苦口を言ってくれる人は大事にしなければいけません。
気分転換にサイクリングに出て春爛漫の白石平野を眺めます。見渡す限り人影もなく爽やかな風が吹いて、コロナ禍等どこの話かと思ってしまいます。
良い天気が続いています。
佐賀県の感染者にも感染経路が分からないケースが出てしまいました。前回書き込んだ幼馴染みのK君から連絡がありました。住んでいる福岡県に緊急事態宣言が出て会社から、例え相手が一人でも会食などしないように指示があったそうです。そんな時期だし、会社での立場に悪い影響があっても大変なので延期しました。
彼が、予約していた肥前山口駅の近くの店にキャンセルの電話を入れてくれましたが、経営が大変との話になったそうです。彼の事なので、「コロナが落ち着いたら必ず行きますから」位の事は言ってくれたと思いますが。早く、そんな日が来ることを心から願います。前回の電話の時より元気だったので安心しました。
母親が入院中の病院も面会は出来ませんが、ナースセンターのカウンターまでは行けて着替えや新聞を届けます。病院の方も感染防止の為かスタッフの数も少なくなりました。荷物を渡して汚れ物を受け取り直ぐ帰る、味気ないものです。ここでも収束を願うばかりです。
父親が何を思ったか急にスマートフォンを購入しました。面白いのか四六時中弄っています。時々、偉そうに、「あんたもそろそろ替えたがよかよ」と言います。余計なお世話ですが、ふと考えました。父親は父親で面会出来ないのが寂しいのかも知れないと。皆が穏やかな日常が戻ることを願っています。