寒波が到来し冬本番の寒さです。
冬来たりなば春遠からじと思いたいですが、ご存知の様に春の象徴の桜が大きな問題になっています。公の行事を私物化したのではと批判が高まっています。おまけに、悪徳マルチ商法で高齢者を食い物にし、その財産を奪い取ったジャパンライフの会長が招待されていた事は衝撃的です。被害者7000人、被害総額2000億円といいますから。
良くないと思いつつ、又こんな不祥事かと冷めた気持ちもありますが、カーラジオで安倍総理の答弁を聞いて一瞬耳を疑いました。参加者名簿が資料要求された直後に破棄された事を追及され、色々弁明する中で障害者雇用の職員が行ったとも言っていました。その職員も上司の指示で仕事をしているだろうし、こんな形で敢えて職員個人の事情を言う答弁等少なくとも自分は聞いた事がありません。ここまで堕ちたかと思いました。
ペシャワール会の中村哲さんが狙撃され亡くなりました。小さい会場でしたが私も一度講演を聞いた事があったので衝撃を受けました。戦乱の続くアフガニスタンで1600もの井戸を掘り全長30キロ近い用水路をひらき、数十万の人々に恵みをもたらしました。素朴な口調で、「私達が持たなくてもよい物は何か、そして人として最後まで失ってはならぬ物は何か」と訴えられていた姿が印象的でした。