言うのも嫌になる位暑い日が続きます。今日は「広島原爆の日」、核廃絶を願うばかりです。
「LGBT(性的少数者)は子供を作らないから生産性がない」という趣旨の文章を月刊誌に寄稿した自民党の国会議員の件が大きな批判を浴びています。あまり良くないですが、又、あの党から暴言かと少し慣れっこになってしまって詳しく見ていませんでした。ところが一昨日、発言の主が女性だったことを知り驚きました。
以前、美輪明宏さんのインタビューを読んだことがあります。「自分の周りでも差別の中で自ら命を絶った人がいた。私はその人達の分まで声を上げて行こうと思った」と言っていました。同性愛は趣味、とも言ったらしいですが、私は性の問題は美輪さんが言うように生きる事と直結していると思います。まだまだ男社会で、この国会議員も生きづらさや窮屈さを経験して来ただろうにと思います。それとも運よくそういうものと無関係に生活して来れたのか。性差別の解消の先頭に立つべき女性の政治家が、と思うと残念なことです。
それに比べて、昨日の大河ドラマ「西郷どん」は実に爽やかでした。最後の妻になる人に、「おいは皆が笑って暮らせる世の中を作りたか。その気持ちを分かってくれる人が一人でも増えたら嬉しか」と結婚を申し込みます。この上ない失礼なプロポーズだと思いますが、少し間をおいて承諾します。番組のラストで、「西郷どん!チェスト!気張れ!」と動乱の京都に送り出します。私はこの黒木華のような人に国会議員になって欲しいと本気で思いました。