気候の話をすると余計暑くなるので早速本題に。
昨日、カジノ法が成立しました。以前、カジノ解禁で増えるギャンブル依存症対策には、カジノの収益を使うというのはブラックジョークとしか思えないと書き込みましたが、審議でまともな反論はありませんでした。賭博は刑法で禁じられていますから特別法で違法性を阻却(取り払う)には理由が要ります。いまある公営ギャンブルの場合は、「公益性」が大きな理由です。収益の多くが税金のように社会に還元される点です。ところが今回は収益の多くがカジノ業者に流れると指摘されています。最近になって、推進してきた国会議員にアメリカの業者が多額の献金をしていた事も報道されました。
親戚や知人にギャンブルで人生が狂ってしまった人がいる方は結構多いと思いますが、私もそうです。都会でサラリーマンをしていた年の離れた従兄が帰省して随分長く滞在しているので不思議に思っていたら、その内会社の上司が来ました。競馬にはまり会社の金を何百万も使い込んでしまいました。運よく叔父達に資力があったので返済出来ましたが、首になり家庭も崩壊寸前まで行きました。後年、振り返る事が出来るようになって、「近くで大穴を当てている人を見ると、自分も一発当てたら取り返せると思い止められなかった」と言っていました。依存症とはそういう物です。