寒の戻りもありましたが、学校の入学式も終わり春本番です。
この所、よく連絡を取り合うようになった福祉作業所YOUR GOODのHさんですが、先日も、「男性の利用者を増やしたい」と、頻りに言っていました。現在、殆ど女性で、それ故の難しさがあるという事です。色々説明してくれますが、実際の苦労は体験してみないと分かりません。
私も何か力になりたいと思い、父親の知り合いの家を訪問してみました。四十後半位の男性で、鹿島の作業所に長く行っていましたが、今年に入ってからはずっと家に居るとの事です。お母さんも心配しています。これといった障害はなく車も運転されるので、一歩外に踏み出せば何か開けてくるのではないかと思います。有明の干拓の方の家で、三度ほど行ってお母さんと話をしました。その都度、「いい話だからHさんの所にお世話になりたい」と真剣に言われますが、お願いする手続きを一向にされません。正直、自分も少し頭に来てHさんに相談すると、「その簡単な一歩が本人達には大変なんですよ」と、諭されました。う~ん、なるほど。やはり、プロは違うと思いました。
私も実は人の世話どころではなく、児童文学サークル「ひしのみ」の事で右往左往しております。他のメンバーは本気でプロを目指して自費出版している人も多いのに、高校の同級生T君の代わりの入った自分がどう関わって行くのか。思い余って、何年かぶりにT君の家を訪問した所、「そがん悩まんでよか。いざとなったら俺が代わる」という神対応でした。持つべきものは友だとしみじみ思いました。