季節外れの暖かさが一変して真冬の寒さになりました。これだけ寒くなると気分転換のサイクリングが出来ず多少ストレスが溜ってしまいます。
自転車に乗っていて驚くのは時々風が強く吹いている時です。白石平野は何も遮るものがないので気持ちよく吹きあたりますが、追い風と向かい風では別世界です。冬は特にそうです。
走り出して、今日は結構日も射して穏やかでいい日だなあとスイスイ進んでいても、逆に走り出すとビュウビュウと風が吹きつけ見る景色も荒涼としている気になります。
ここで元来理屈っぽい私はふと考えてしまいます。これは人生と同じだ。追い風は分からないが逆風はよく分かる。
何かに助けられている時はその事に気付かず、邪魔が入ると何倍も気になる。なるほど自分も悟りの境地に近付いているのではないか。
白石平野のど真ん中で一人悦に入っている中年男を軽トラックがクラクションを鳴らしながら追い抜いて行きました。