ゴールデンウイークも今日で終わりですが天気はまあまあの様です。
前回の書き込みで触れた佐世保の先輩の高校の恩師を二人で訪問した時の話は記憶が鮮明な内に残しておきたいと思いました。
登山をして白石の拙宅に戻って大酒を飲んでぐっすりと眠り、翌朝長崎のご自宅に向かいました。奥さんも教師だったし悠悠自適の老後を過ごしておられるだろうと聞いていました。途中の車中で、手ぶらでは失礼だという話になりましたが土地勘もなく買い物する店も思い当たりません。結局、先輩に差し上げた白石名産玉ねぎを流用することにしました。
ご自宅は立派で、通された座敷も掃除が行き届いていて予想通り余裕のある暮らしぶりだと思いました。先輩の大学進学の際、決定的なアドバイスをしてくれた恩師で、直ぐに昔に戻ったように話していました。段々、色々な事が分かってきました。定年間近でこれからゆっくり出来るという時に奥さんが亡くなった事。軽い障害を持つ息子さんがおられ心配な事。二人の娘さんも同居し安定した仕事に就いていない事等。
80歳の恩師が、「自分が死んだらこの家もどうなるか分からない」と言われた時の先輩の顔を正視出来ませんでした。
訪問を大変喜ばれ、先輩と再会を約しておられました。