世間はもうお盆モードで帰省ラッシュも始まりました。たまには趣味のサイクリングをと思いますが、この暑さでは自殺行為だと自粛しています。最近ではもう朝一番に、「熱中症に注意してください」と白石町役場のアナウンスが流れて来ます。
神奈川県の障害者の施設で起きた惨事は余りに重すぎて、ブログに書き込みなど出来ないなあと思っていましたが、自分も佐賀市の大和にある重度知的障害者の施設に勤務した事があるので少し触れてみようと思いました。
そこの施設の入所者の方達は多くが職員と会話も出来ず、身振り手振りで意思疎通を図っていました。不思議なもので慣れて来ると何をしたいかが分かって来るようになりました。若い職員が多かったですが、気の合う入所者とじゃれ合っている様子などは今でもよく思い出します。入所者の親御さん達はよく、「この子より一日だけ長く生きたい」と仰っていました。
容疑者は、ヒトラーの思想が降りて来た、と言っていると報道されましたが、ナチスがユダヤ人と共に障害者や同性愛者を虐殺した事はよく知られています。自分達の目指す社会には不要だと言う事でしょうが、誰かが大和の施設の入所者の生きる権利を否定出来るとは想像したこともありませんでした。当たり前の感覚だと思います。