大暖冬で春到来といった気分も希薄ですが、何時もなら桜の開花などで気分も上向く時期なのですが。
父親が音楽ボランティアに行っている介護施設から連絡がありました。今の状況なので、当面今月の来所を見合わせてほしいという事でした。本当に申し訳ないという声で、こちらが恐縮しました。利用者の家族の面会も断っているほどなので仕方がありません。何処もそうでしょうが、職員も朝一番に体温を測り、熱があれば出勤見合わせだと。人手不足などと言ってはいられない事態です。
ニュースで、感染症をテーマにした小説などの古典がよく売れて読まれていると言っていました。凄い量の色々な情報が飛び交う中、過去の貴重な経験に学ぼうという落ち着いた意識もあるのでしょう。自分も大昔に読んだのでほとんど忘れてしまいましたが、小説のペストを新型コロナに置き換えれば示唆に富む内容があったように思います。買い溜めして目の前に品物があれば安心感はあるでしょうが、それで安全とは限らない。政府関係者等収束に決定的役割を果たす人達には、独断ではなく英知を結集する誠実さが必要。そういった主張があったように思います。
商売をしている知り合いの人達からは悲鳴のような声も聞こえて来て、何とも気分の晴れない三月上旬です。