安定した天気が続いています。
最近よく登場して貰う高校の同級生T君からショートメールがありました。「時代小説を書き始めているが大作にしたい。その為に念入りに資料を収集している。なので、唐津の鎮西町のお寺に出向き住職さんから話を聞きたい。それなりのお礼はするので車を出して欲しい」という内容でした。彼は何年か前に少し目を悪くし、運転免許証を返納しています。確かに鎮西町は遠いし、交通の便も良くありません。素直に力にならねばと思い出掛ける事にしました。
相変わらずカーナビのない道中なので若干悪戦苦闘しましたが、昼前には近くに到着しました。昼食を食べてから伺おうと、途中にあった牧場直営の焼き肉屋に入りました。高額なランチを奢って貰い恐縮しました。大変おいしゅうございました。店を出る時に、丁度四年前に一度来た店だった事を思い出し懐かしくもありました。
住職の方は91歳とは思えぬ、かくしゃくとした感じでした。T君との細かい史実の話はチンプンカンプンでしたが、後半は零戦のパイロットとしての体験談になり興味深く傾聴しました。
帰り際に、「私が焼いた唐津焼ですが、どうぞ」と赤い布に包まれた一品を頂きました。焼き物など全く分からない私ですがT君の、「唐津焼のいい物は何十万円もする」との一言に、大事に持っていれば将来身を助けるかも知れないと思いました。