3月も半分過ぎ、年度替わりに向けて慌ただしい面もあります。

大阪の佐世保出身の先輩からは、今までで最高のペースで長文メールが届き、「人生の総仕上げ」を明言し奮闘している様子が伝わってきます。自分も、惰性に陥りがちな書き込みを、そうならないようにしなければいけないと感じます。

行政書士会館で、一般倫理研修があり受講しました。職務上請求書の取り扱いの問題もあり、受講義務も厳格化されました。「お疲れ様です」と丁寧に案内されていた若い先生がいて、「担当されて大変ですね。会でどんな役職をされているんですか」と聞くと、ちょっとの間があり、「ハイ、副会長を」と返ってきました。私は動揺し、「大変失礼なことを」と言いましたが、気さくに笑っておられました。去年の総会では選挙まであって新会長が決まったりしたので、そのことばかりに目が行っていました。直ぐに、挨拶されていたのを思い出しました。「白石にはフラワーウッドによく行きます。そろそろ夏野菜の苗を買いに行こうかと思って」と。いい趣味を持っておられると思いました。

３時間の録画を見るもので、「倍速で」と軽口を言われる先生もいましたが、事務局の方が、「できないシステムになってます」と説明していました。

参加者に大町の先生がおられ、「父親の実家で」と挨拶すると、「衣料品店でしょう」と。私の親戚のこともよく知っておられ驚きました。

夕方近くに終了し会館の外に出ると、春の暖かい風が吹いていました。ふと、開業のために来ていた頃のことを思い出しました。結構長い時が過ぎ、自分もそれだけ歳を取りました。（体力、気力があるうちに目的の地点まで行けるかなあ）と考えながら歩いていましたが、佐賀大学医学部附属病院が目に入りました。母親が、清掃の仕事で７０近くまでバイクで通っていました。自然と自分の中に勇気が湧いてきて、（この道しかない。ならば行こうではないか）と、足取りが軽くなりました。