大寒が近づき、朝晩は本格的な寒さになってきました。暖冬傾向ということですが、零下になることはあります。

新年早々、住んでいる地区の役員会がありましたが、議題は次の区長選考の一本でした。早々と公民館に来て、机などの準備をしている現区長さんの表情も、去年とは違い真剣そのものです。去年役員二人で打診に行って断られ、引き続き役員全員で頼みに行くか、それとも史上初めての女性区長として奥さんの方に要請するか、話し合いは、この点からのスタートでした。

「もう一度、旦那さんに頼んで、もし駄目だったら次に奥さんを呼んでもらったら」と、真剣な顔で提案した役員さんがいましたが、「それは、ちょっと・・・」と異議が出ました。確かに、呼ばれた奥さんも大いに困るでしょう。「旦那さんの方には一度断られたんだから奥さん一本で」という意見が多数の共感を呼んで、ほぼその流れになっていきました。「だったら、自宅で話をするのはいかがなものか」「今、公民館に役員全員揃っているからと、来てもらったら」。この地区は、以前に区長不在で大変苦労をした経験があるので、みんな真剣です。

方向性が決まり、気を遣った区長さんが、「あと何か地区のことでも雑談でもあれば」と言われました。区長さんと目が合ったので、「一つの情報ですが・・・」と、口を開きました。

「先日、小学校の読み聞かせが終わった後、横におられたので、『旦那さんが区長を薦められていると聞きました』と言ったら、直ぐに、『私がやってもいいんだけど』と返ってきました」と言うと、何故か爆笑が起きました。「そんな重大な情報は、直ぐに言わんば」と。無事に、次期区長が決まれば万々歳ですが。