年明けして、あっという間に１０日過ぎました。

毎日の報道で被災地の様子を目にすると心が痛みますが、避難所のほとんどが高齢の方のように見えます。勿論、若い人や子供さんもいるでしょうが、高齢者が目立ちます。もし自分の住んでいる所で大きな災害があったらと思いますが、避難所の様子は間違いなく同じような状況になるでしょう。学校が再開されて始業式の後、小学生達が避難所になっている体育館に行き、声を揃えて、「私たちも頑張るので皆さんも頑張ってください」と言っていました。疲れて寝ていた人も起き上がり、拍手をしていたのが大変印象的でした。

大きな災害の度に痛感しますが、地方の年齢構成は本当に歪になっています。進学や就職で大都会に住み、そのまま暮らしていく人も多いでしょう。せめて県ごとに中核的な街が適度にあればいいと思いますが、相変わらず一極集中的です。経済の要請で古くは産業革命の時代から「都市へ都市へ」ですが、特に日本は極端だと思います。災害列島なので、真剣に考えていかないといけない問題です。

次の話題として書き込むのもお叱りがあるかもしれませんが、個人的には書き留めておきたい件です。生命保険の外交員の方から、「少し保証をグレードアップしませんか」と勧誘があり、身の丈の範囲で申し込みました。後日、事務所に来られ申し訳なさそうに、「本社から不受理の連絡が来ました」と。本社からの文書には、現在治療中の病気がなくても総合的、公平性の観点からお断りする場合がございます、とありました。自分はここ３０年ほど全く縁がなく不勉強でしたが、掛金さえ払えば大概入れるという考えは、全く時代遅れになったようです。外交員の方も、「年齢を問わず、お断りするケースも多いです」と言っていました。恐縮されて、こちらが気の毒でした。