１２月になりました。カレンダーも最後の一枚になり、そろそろ今年一年を振り返る気分にもなってきました。締め括りの一か月でもあるので、しっかりやっていきたいと思います。

今年最後の、住んでいる地区の役員会がありました。議題は来年度の区長選考の件です。前回候補者が挙がり役員一同でお願いに行くことが決まっていましたが、私には連絡がなかったので気になっていました。早めに公民館に着くと、区長さんが一人、暖房の段取りをしていたので、「自分の所には連絡がありませんでしたが」と言ったら、渋い顔をして、「会計さんと００さんと二人だけで行って断られて失敗した」とのことでした。会計さんが皆に気を遣ったようです。

直ぐに会計さんが来て、沈痛な面持ちでした。「やはり、二人では圧が足りなかった。簡単に断られてしまった」と。「そうやろ。自分の時は７人くらい来て、最初は抵抗したけど多勢に無勢で観念したもん」とは区長さんの弁。無理やりやってもらうものでもありませんが、決めないと困ることなので悩ましいところです。

今度こそ全員で行こうと日が決まりましたが、一番若い役員さんが真面目な顔で、「その日は、やっぱりスーツですか」と言われ、場が大変和みました。

自分は引っ越し組で区の人数も多いので知らないことが多いですが、何となく予感していたことがあって聞いてみました。「候補者の奥さんは眼鏡をかけた方ですかね」。「そう、そう」。間違いなく、小学校の読み聞かせを一緒にやっているメンバーでした。前回の会議で誰かが、「女性区長も推奨されているし、奥さんでもいいんだけど」と言っていたのも納得しました。読み聞かせの反省会でも、しっかりと意見を述べられます。只、分かってしまうと、決まった日に若干緊張するのではと思いました。同じ人に場違いの所で会うのは、複雑な心境です。