１１月も中旬になり、めっきり寒くなりました。

地元の小学校の読み聞かせの会がありました。子供達も冬の制服になっていて、季節の移りを感じました。

紙芝居は近くの公民館の図書館に借りに行きますが、まだ何回もやっていないのに選択肢が少なくなってきました。これはいくつかの公民館、図書館を回らねばと思います。アンパンマンの紙芝居が全体の三分の一位あって、子供達に聞いてみると当たり前だという感じで、「知ってる。知ってる」と返ってきました。勝手に古いキャラクターだと思い込んでいましたが、仮面ライダーも何十年も続いていることを考えると納得します。

これまでの反省を生かし、自分の顔が見えないようにして、絵に集中してもらうようにしましたが、やはり反応が気になります。終わり掛けに横からちょっと覗くと、退屈そうな顔が見えました。父親は、「いつも、かぶりつくように見て聴いていた」と言っていましたが、本当だったのか甚だ疑問です。

終了後の校長室での反省会で、私の方から、「今の子供さんは、生まれた時から大きい刺激的な音やインパクトのある画像に慣れてるから、紙芝居の絵や素人の肉声などは、少し物足りないのでは」と言ってみました。「そうかもしれないけど、素朴な絵や声も子供にとっては大事よ」と、返してくれる人もいました。勿論、（もっと練習したら）という視線も感じ、その点素直に、そう思います。

白石町は小学校が統廃合される方針が出ていて、現場は慌ただしく動いています。外からこの問題を考えていた時とは、自分の視点も大きく変わります。見たままのことを言えば、校長先生などは、歴代の校長の写真の管理、寄贈された高価なものの処分方法、数多くの賞状やトロフィーの返還などに、真剣に悩んでおられます。読み聞かせでお邪魔するまでは、全くわからなかった事情です。