１１月になりました。カレンダーも後二枚になってしまいました。

再三触れていますが、値上げラッシュが続いています。今後も数多くの商品の値段が上がることが予定されていて大変です。物価高騰対策を盛り込んだ補正予算案がまとまったとニュースにありましたが、効果があり長続きするのかを疑問視する声も聞かれます。他にも、ほとんどが赤字国債で賄われることを心配する意見もあり、私もその一人です。先日、イギリスの首相が辞任しましたが、理由は経済対策の財源のために国債を増やすという方針に強い批判があったそうです。通貨ポンドの信用が下がってしまうと。イギリスの国債残高は国内総生産の８割だそうですが、日本の場合は２．５倍です。実際、円安が庶民の生活を直撃していますが、自分も含めて国債が増えることに慣れてしまっている風潮を感じます。それでも今回の補正予算が「国民に対するインパクトが弱い」と、直ぐに４兆円も増えたことには大きな問題があると思います。誰かが計算していましたが、私の記憶が正しければ一兆円を使うには毎日百万円ずつ使って二千七百年位かかるそうです。別の人からは、４兆円あればすべての国民の医療費の窓口負担を一年間タダにできると聞きました。

そもそも赤字国債は、あの戦争の費用が国債で賄われた歴史の反省の上に禁止されているという原点は忘れてはいけないと思います。将来につけを回す借金、将来を担う新しい命の誕生が最少を更新して８０万人を切るかも知れないという事実、自分などが一人考え込んでも力になりませんが問題意識も失くしたら駄目だと痛感します。

今年はバルーンフェスタが本格的に開催されます。二十年ほど前に始発に乗って行ったことがあります。息が白くなり手がかじかみましたが、今はそれほど寒くないようです。