蒸し暑い日が続きます。

ラジオを聞きながら作業をしていたら、番組の途中ですがと緊急ニュースでした。「安倍元総理が倒れました」と言っています。体調が悪くなったのかなと思っていると、「血を流している模様です」と断片的に伝えています。何秒がして、「銃撃されたという情報があります」と。母屋に行ってテレビをつけました。衝撃的な映像が流れていました。現場の駅は大阪にいた頃何回か行ったことがあります。近くには平城京跡があり、古都らしい落ち着いた雰囲気の街でした。あんな場所で最悪の射殺事件が起こるとは。恐怖を覚え怒りを禁じ得ません。母親を亡くしたばかりなので、心肺停止という言葉に大きい悲しみを感じました。心より哀悼申し上げます。

繰り返し映像を見ていて、背後からゆっくり近づく様子に、何とか制止できなかったのかと思ってしまいました。転がっている見たことがない形の手製の銃を見て、深いやりきれない気持ちがしました。

気に入らない所があったと供述していると報道されています。以前に宗教学者の方が、寛容という言葉の意味を論じていましたが、「寛容とは嫌いな人を好きになれということでは当然なくて、嫌いなままでいいからお互い社会の一員として、その存在を認め合うことだと思う」と言っていました。自分も、ルールを守って暮らしていく立場の人とは、認め合って付き合っていくのは当たり前だと思います。どのくらいの時期から少しおかしくなったのかと大変残念です。

拙宅では引き続き住職さんが来られますが読経の後帰路につかれたと思っていると、慌てて戻ってこられます。何事かとこちらも慌てましたが、お布施を二回分渡してしまっていました。妹が気を遣って法事の分全て用意してくれていて、自分が二袋掴んで渡してしまいました。情けない気がします。