やっと朝の冷え込みも緩んできました。

年度末が近づき、私の住む地域の総会も準備が進んでいます。夜に会議があり、総会の持ち方や会計の報告について話し合いがありました。最後に会計監査を誰にしてもらうかになりましたが、地区の規模が大きく額も多いので、中々手を挙げる人がいませんでした。気まずい沈黙の後、区長さんが、「南里さんは行政書士だから数字に強いでしょう」と意味不明のことを言ってきました。しかし、至って真面目な顔で自分を見ているので私も誰かがしなければいけないと思い、「分かりました」と返しました。後で、行政書士イコール数字に強い、を肯定したような気持がして少し気になりましたが。総会自身は、コロナ禍なので文章を配り意見を集約する事になりました。

旧白石町ですが旧有明町との境で私の家にも近い所に、和歌山県からUターンした方が住んでいます。知り合いになり月に一度ほど会いますが、農業をしておられます。戻って１年位ですが、「覚悟はしていたけど、今の所月の収入が１０万ほどでとても生活できない」と言っていました。去年はレンコンのアルバイト、今年は旧北方町にある工場に派遣社員として行くそうです。夏からはイチゴのハウス栽培を始める予定で収入のメドが立つのでそれまで。私が１０年程前に応募して断られた工場なのでそう言ったら、「今は人手不足みたいです」とのことでした。私が尊敬するのは、この方は和歌山県で２０年以上議員をしていて経歴にもプライドがあるだろうけど、決めたことの為に何でもやる覚悟が感じられることです。市町村議会議員は年金制度が廃止されているので、転身するのは勇気が要ったと思います。