８月になりました。一年で一番暑い時期です。

高校の同級生の鶴田君から久しぶりに長文メールが届きました。表題がついていて、「夏五輪　大国インド　銀一つ」です。本人も、我ながらなかなかの出来栄えだとありましたが、お世辞抜きで自分もそう思います。勿論彼はインドに行ったことがあるので尚更です。人口も多く平均年齢も若く活力があるし色々な意味で世界の大国です。そして、このパンデミックの影響を最も受けている国の一つでもあります。大変な状況はニュースでもよく伝わってきます。彼の国が今回のオリンピックにどう取り組んでいるのか詳しく分かりませんが、メダルの数にこだわらず自国の感染拡大を直視している様子が想像できます。読み手も懐の深い国だと褒めていました。

開催国に住んでいる身としては毎日メダルラッシュのニュースに晒されていて、紹介した句のような俯瞰した気持ちが欠如しがちです。私は余りテレビは見ませんが、開催反対派だったけれど時間を持て余している父親は一日中観戦しています。別に悪いとは言いませんが。

しかし、私と同様、政府の重症者以外は自宅療養との方針転換には戸惑い怒っていました。これまで多くの人が入院出来ずに自宅で亡くなっているのに。感染爆発を許し病床を確保できなくなったことへの分析、反省と責任はどこに行ったのでしょうか。

現下の状況で対面がなかなかできず親しい人ともたまの電話やメールで健在を確認し喜ぶことが多いですが、収束への道のりは未だ先のようです。