ブログ
2024.5.2ブログ更新します。
5月になりました。ゴールデンウイークも後半です。
何か月かに一度、業務で使う専門書の差し替えにスタッフが来られます。開業してからのお付き合いなので、作業の間、色々と雑談をします。インターネットの世界なので、御多分に漏れず、書籍もウエブがどんどん増え、差し替えの件数も減ってきていると言っていました。完全歩合制の仕事なので大変で、担当のエリアを増やしてもらったとも言っておられました。自分も昔、完全歩合制的なアルバイトをしたことがあるので、仕事が減っていく何とも言えない気持ちは分かります。只、ここ何年か、差し替え冊子の価格が高騰して驚きます。どうかしたら倍近くになった感覚があります。理由は分かりませんが。
この間、佐賀県に住んでいる者として大いに危惧しているのは、玄海町で突然降って湧いた「核のゴミの最終処分場」の選定の問題です。地中深くに埋めて、10万年管理するための場所を調査、決定しようということです。原発がある玄海町には自分も何度も行き、深刻で複雑な課題があることは承知しています。請願を出した団体に旅館業や飲食業の組合が名を連ねていることも、地元の事情を反映したものでしょう。飲食業団体の組合長が、「店はどこもガラガラです」と、インタビューに答えていました。率直に言って、文献調査に応募したら交付される20億円に期待しているかもと思いました。
2017年に経産省がまとめた「科学的特性マップ」によると、玄海町の地下には石炭が埋蔵され、ほぼ全域が処分場として「好ましくない」とされているそうです。自らが調査して不適格としている地域に要請する国の姿勢には呆れるし、目先のことだけで将来に禍根を残すことは止めてほしいと強く思います。