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2024.9.27ブログ更新します。
9月も、気が付けば終わろうとしています。本当に早いです。
行政書士会の杵藤支部の江口支部長が、わざわざ啓発ポスターを届けに来てくれました。ありがとうございました。県の綱紀監察委員会の開催のため、日程調整の案内が来ていましたが、開催日が決まらなかったようです。出欠表を見ていたら、厳しいとは思っていましたが。やはり、6人ほどの委員の先生が一堂に会するのは、大変なようです。
注目を集めていた袴田さんの再審公判で無罪判決が出て、自分を含めて喜んだ人は多いと思います。私が4歳の時に起きた事件で、58年経ちました。冤罪というものは、本当に恐ろしいものです。やっていないのに権力によって犯人にされ、人生を奪われたり棒に振る。わが身に置き換えると、背筋が凍ります。
日弁連の会長が、「冤罪被害を救済する最後の砦、再審制度が機能不全を起こしている」と、再審法改正を強く求めていました。欠陥の一つは、検察や警察の持つ証拠を開示するルールがないことです。裁判官には、証拠開示命令権がありますが、裁判官の「やる気」に任されている現実があります。第二の問題は、検察官の抗告制度です。裁判所が再審開始を決めても、検察官の抗告で振り出しに戻り、長期化します。
今年の3月には、超党派の再審法改正を目指す議員連盟が発足し、国会議員347人が名を連ねているそうです。早く実を結べば良いと思います。
「真の自由を求めて、最後の闘い」という記事も見ましたが、60年近い闘いに、只々尊敬の念を抱くばかりです。