一番寒い時期に向かっているので、底冷えする朝もあります。灯油の無くなるスピードも速くなってきました。

今年は新年のあいさつの際に、当たり前に、「明けましておめでとうございます」と言っていいものか迷います。一応言って、「おめでとうと言っていいものかどうか」と加えると、先方も複雑な表情で、「そうですねえ」とおっしゃいますが。

お正月の大町のお寺へのご挨拶に、父親と行ってきました。去年書き込んだ通り、この気候で炬燵から出ず、年末年始でデイサービスも休みなので、連れ出す機会があると自分も安心します。出掛けるまで難儀そうな素振りもありますが、車に乗るとドライブ感覚で気分がいいようです。多くは三が日に来られるようで、他にお参りの人はいませんでした。そんなお寺ばかりではないでしょうが、行く度に掲示板にありがたい言葉が揮毫されています。今回は、どんなに孤独でつらくても決してあなたを見放さないと、ありました。去年からあったと思いますが、胸に染みます。父親も、納骨堂で手を合わせ、本家の墓の墓碑銘を懐かしそうに見て、穏やかな良い顔になっていました。

４日の総理大臣の年頭記者会見の最後に、「原発について一言もないのは異常です」「原発について質問させてください」と必死で叫ぶ記者がいて、滅多にないので驚きました。「この後も震災対応の公務ありますので」と打ち切られ、一刻を争うので仕方がないと思っていましたが、その後テレビ出演して、時々笑顔も見せながら、震災対応と併せて裏金問題への対策などを得々と話したと知り、心からガッカリしました。震災対応は、「自分が陣頭指揮を取る」と言っていましたが、言葉の値打ちが落ちます。今年も、最低限の知識、見識は持っていられるように努力したいと思います。