大変な寒波が来て、佐賀でも初積雪となりました。年末の掃除なども気になりますが、最後の一週間は暖かくなる予報で、その時頑張りたいと思います。

今年最後の小学校の読み聞かせの会がありました。7月から始めましたが、早いものです。学校の方で検討して、時間が朝一番の８時過ぎから１０時になりました。前回から試行でそうしていましたが、私はその時間がいいと思っていました。子供達も、登校したばかりで何となくエンジンが掛かっていない感じがしていました。勿論、今までのもうひとつの反応を、そのせいにするつもりは毛頭ありません。

今までより、練習の回数を増やして臨みました。天候が味方して、初積雪の午前中だったので、「この冬、初めて雪が積もりましたね」と、子供達の気持ちと嚙み合いました。

一つ目、「セミがおとなになるとき」が終わると、担任の先生の、「あんなふうに６年くらい土の中で暮らして、外でセミになったら一週間くらいで死んでしまうって初めて聞いた人」とフォローがあり、何人かの手が挙がりました。

もう一つは「ハンスのしあわせ」でしたが、紙芝居の横から子供達の様子を見るのが少し怖くて、声を出すのに集中しました。いつもは終わると、担当の子供さんの号令でお礼を言ってもらって教室を出ますが、今回は先生が、「感想がある人」と言って、三人の手が挙がりました。私はドギマギして緊張して、只々三人の言葉にうなづいているだけでした。「ハンスのしあわせは、わらしべ長者と重なって・・・」「ハンスのしあわせは初めて見たけど、しあわせって何だろうと考えました」「ハンスが最後身軽になって、すがすがしい気持ちになったのが良かった」。恐るべし、有明南小学校の三年生。

今年も残り一週間ほどですが、色々あった今年の印象を一気に明るくしてくれた出来事でした。小学校の皆さん、よいお正月を。