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2023.6.21ブログ更新します。

夏至の日は結構雨が降って、日の長さを実感することができませんでした。梅雨真っ只中なので仕方ありませんが。

大阪の佐世保出身の先輩からのメールで、去年亡くなったお母さんの故郷の唐津に住んでいる従兄が、72歳の若さで急逝されて残念でたまらないとありました。この長寿社会で早過ぎると私も思いましたが、一昨日の妹からの電話に声を失いました。「初徳兄さんが亡くなった」というのです。ちょうど一年前、私の母親の葬儀に来てくれ、元気な姿で、「男は連れ合いをなくすとガクッといくから、お父さんを大事によく見てあげて」と言ってもらいました。享年72歳でした。少し動揺していて後になりましたが、私の父方の従兄です。

父方は古くから衣料品店を生業にしていて、後を継いだその従兄は休みらしい休みも取らずに商売を大きく発展させてきました。葬儀の弔電には何社もの社長、従業員の弔電が届いていました。

自分も小さい頃は、何店かある衣料品店の一つで一日中過ごすこともありました。家業に専念しだした頃の従兄から可愛がってもらいました。何もわからない自分にも、商売のイロハを熱く語っていました。私の母親の方は、その衣料品店に働きに行くこともあったので、何年も後になってからも本音で話ができる仲だったようです。法事で一緒だったという母親から、「初徳さんが、『大型店が増えて商売がどうなるか考えると眠れない』と言ってた」と聞いたこともあります。

自分は商売とは縁のない道のりでしたが、今は売るものは違いますが自営業。開業してから、店で過ごした記憶がよみがえることもありました。コツコツと生業を発展させてきた本家の親戚たち。従兄が語っていたことで一番多かったのは、「商売は信用が一番」でした。大人になってから、日頃交流があった訳ではありませんが、遺影の前に立つと、信念を持ってやり切ったという顔でした。

心からご冥福をお祈り申し上げます。

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