ブログ
2023.6.17ブログ更新します。
6月も早くも下旬近くになり、今年も半分くらい過ぎました。夏至も目前です。時間が掛かっていたEメールの設定も終わり、やっと以前の日常が戻ってきました。
父親から引き継ぐことを決めた小学校の読み聞かせですが、初めて参加しました。さすがに一回は見学をしないと不安なので、父親の最後の奮闘を学級参観のように教室の後ろで見ることになりました。小学校の教室に入るなど本当に久しぶりで、いい歳ですが小学生になった気分でした。白石町の小学校の統廃合の問題を考えてきたので数字は頭にありましたが、目の当たりにすると少し衝撃的でした。担当する学年で総勢10名、小学校全体で70名ほどです。私は、同級生200名近くだったので、勝手に、カオスな状態で子供たちが動き回っている朝の風景を頭に描いていましたが学校全体が静かでした。
「昨日調べてみたら結局17年やっていた」という父親は、「今日が最後の読み聞かせです」とあいさつして立派に仕事をしました。そして、「次からは息子が務めます」と、自分を紹介してくれました。私は、身の引き締まる想いがしました。
偶然その日は去年亡くなった母親の命日でした。校舎から出ると、梅雨の小雨混じりだった空に晴れ間が広がり、薄日が差していました。母親が、「17年間、ご苦労さま」と話しかけているようでした。「引き継ぐあなたはしっかりやりなさい」とも。
次の日、統廃合の問題を一緒に考えてきたメンバーと話をする機会があり、正直に、「子供の少なさを実感して動揺した」と言いました。「もう少し同級生がいた方が楽しいのでは」とも。メンバーに、「自分の子供は同級生が4人の小学校に通ったが、二十歳を超えた今でもいつも連絡を取り合っているよ」と紹介する人もいて、奥の深い問題だと痛感しました。