真冬らしい寒い日が続きます。月末の大寒にむけて増々寒くなりますが、その後は少しずつ春に向かっていきます。

今まで、先祖が祀られているお寺のご挨拶などは全て亡くなった母親がしてくれていて、私は行ったことがありませんでした。これからは自分の責任でやることになりますが、恥ずかしながら全く作法、要領が分かりません。一年の何時行ってくれていたのかも、余り定かではありません。格好をつけている場合ではないので、とりあえず大町町のお寺に聞きに行きました。「ご両親は、お正月とお盆に必ず来て頂いていました」と、教えてもらいました。翌々日に父親と出掛けました。

お布施、檀家の会費などは父親が、「自分が準備する」と言ったので安心していましたが、会費を払った後にお布施の袋を渡そうとしないので促すと、「さっき払ったからこれはいい」と聞きません。目の前の住職さんも複雑な顔になり、私は奪うように袋を取り渡そうとすると、今度は、「ちょっと入れ過ぎている」と言います。お布施袋と財布がごっちゃになっていたのでしょうか、確かにお札が何枚も入っているので私が抜き取ることになりましたが、お世話になっている住職さんの目前で、お札を何枚も抜き取る経験はそうできません。父親も大分緊張していたようです。

納骨堂で手を合わせる頃には平常心に戻ったようで、お骨箱をさすりながら、「お母さん、来たよー」と何度もつぶやいていました。私は新年早々、元気をもらった気がしました。

最後にお寺の写真を撮ろうとしていたら画面が父親で一杯になったのでびっくりしましたが、自分が写らねばと思ったようです。又の機会に紹介したいと思います。

三連休も終わり世間も本格始動ですが、落ち着いてやっていきたいと思います。