今年も後１０日ほどになりました。一番寒い大寒の時期より寒くなったと言っていて、佐賀の平野部でも雪が積もりました。少しずつ、師走の慌ただしさが感じられるようになってきました。

そんな師走の夕方、総理大臣の記者会見をテレビでやっていましたが、「安保３文書」というものが閣議決定され、今までの「専守防衛」から「敵基地攻撃能力の保有」を決定したという内容です。首相自らも、「安保政策の大転換」と明言し、日本の国の形が大きく変わることになります。２０１５年の安倍内閣の

「集団的自衛権の行使の容認」もそうでしたが、憲法に直結する大事なことを短期間で強引に決めてしまう手法は恐ろしく怒りを覚えます。政権を手放さない一点で一枚岩の自民党の内部からも異例の批判が相次いでいる事態は、事の重大性を表していると思います。憲法９条の下、平和国家として国際的にも評価され、テロにも会わず戦争に巻き込まれることもありませんでした。加えて、不足する経費は増税と歳出見直しで賄うと言っていて、まさに、「軍栄えて民滅ぶ」です。憲法で、政府は国民の福祉を増進しなければならないとありますが、最大の福祉は外交によって戦争をしないことだと考えます。その努力なしに脅威ばかりを前面に出し、かえって命と暮らしを危うくすることには反対していきたいと思います。

そんな思いは子供や新しい命の為にもですが、先月に初めて子供が生まれた甥っ子が久しぶりに来ました。おじいちゃんに大吟醸酒を持って。一か月以上も連絡を忘れていた母親が、支持をしたのかも知れません。子供と奥さんは未だ島原の実家にいるそうで、また一緒に来ると言っていました。自分もご相伴に預かりましたが、大変美味しかったです。暗いニュースを乗り越えようと元気が出ました。