朝の冷え込みも本格的になってきました。日中は晩秋の穏やかな天気が続いています。佐賀も以前の規模でバルーンフェスタ、唐津くんちが開かれ、賑わっています。

事務所で作業をしていると隣の家の方が、「そろそろ行こうか」と来られました。何のことか分からずきょとんとしていたら、「まだ着替えとらんとね」と言われます。亡くなった近所の方のお葬式へ行こうとされていました。全く聞いていませんでしたが、昨日父親に連絡していたとのことでした。「お父さんは分かったようだったばい」と少し不満げでした。たぶんよく聞こえず空返事をしたと思います。近所付き合いを一手に引き受けていた母親もなくなり、自分が意識的に冠婚葬祭のこともやっていかねばと痛感しました。毎朝当たり前に「お悔やみ欄」も見なければいけません。

テレビをほとんど見ないので朝からラジオを聞くことが多いですが、朝の番組のメインキャスターが突然降板しました。ネットで見たら不祥事が理由だとありました。時事問題を解説する専門家に「今日はお誕生日ですね」と添えたり、感じのいいダジャレを入れたり、高齢の方のためにゆっくり話したりして特徴があり大変好感を持っていました。その延長で、深刻な社会問題に対しても誠意のある問題意識を持っていると感じていました。それらを否定したら短絡的だと思いますが、不祥事による降板はやはり残念です。早朝の番組で中高齢者のリスナーを中心に善意に満ちたほのぼのとした声が読まれることが多いことも魅力だったので、自分のようにここ何日か以前の爽やかな気持ちで聞けなかった人もいるかも知れません。社会的に影響力がある人は、その分責任が重くて大変だとは思いますが。