台風１１号が通り過ぎましたが、私の家の近所には大した被害はなかったようです。風はとても強かったですが。

携帯に懐かしい名前が表示されました。去年までお手伝いに行っていた鹿島の介護施設の職員さんでした。６月に母親が亡くなった時は、この方を含めて四人のスタッフが弔問に来てくれました。自分はたまたま不在だったので、本当に久しぶりに話をしました。「私の母親も最近弱ってしまって」と切り出して、私の母親の亡くなる前の様子なども熱心に尋ねていました。一旦区切りをつけて、もう八か月過ぎたのかと思い、感慨深いものがありました。

その間に新しいスタッフが来たり、夜勤のスタッフが退職したりしたようです。詳しく書き込んだことはありませんでしたが年末に辞める際には、この人手不足の折で施設からは強く引き留められ、半ば強引に意思を通し施設長ともギクシャクしました。スタッフ、利用者さん共に私の母親のことは心配してもらう人が多かったので、亡くなった際には挨拶に行きたかったのですが、そんな事情もあり二の足を踏んでいました。電話のスタッフからは、「気楽に来たらいいのに」と言ってもらいましたが。「施設は敷居が高いから、あの近くの大きい交差点で朝と夕方にスタッフの車に手を振ってご挨拶しようかとか考えてました」と軽口を言ったら、大いに笑ってもらいました。

「とにかくいっぺん集まろうって言ってるから来てね」と言ってもらい、大変嬉しかったです。利用者さんも亡くなったりした方はおられず良かったです。

丸三年通ったので、色々思い出しました。仕事は大変でしたが、とても人間的になれた時間だった気がします。勿論、今がすさんでいるわけではありませんが、大事にしたい経験です。