８月最後の書き込みになりました。やっと朝晩に涼しい日が出てきました。

間髪を入れずに届く大阪の佐世保出身の先輩の長文メールですが、来月になったら亡くなったお母さんのことで、久しぶりに佐世保に帰省するとありました。私の母親のお参りをしたいとあり、私の先輩のお母さんのお参りも叶うかもしれないと喜んでいます。

やはり、生まれ故郷の様子は気になるようで、部分開業する長崎新幹線の件が長く書かれていました。加えて、肥前山口駅が江北駅に名称変更することも。長い間親しんだ駅名が変わることは残念だと。

新幹線、リニアと大型プロジェクトの陰で、在来線が次々と廃止されてきたことを憂慮して弊害を展開しておられました。自分もこの時代、各人が車で移動することより、何とか公共交通機関を復活、充実出来ないかと真剣に思います。国鉄分割民営化の前は鉄道の路線図がほぼ日本の形をしていて、住民の足になっている実感がありましたが、今のそれはいびつな形になっています。採算の問題があったとしても、公共の足を大事にしていく姿勢が固ければ違うやり方があったし、これからもあると考えます。

JRしか知らない若い人も多いと思いますが、自分が２０代の時の国鉄分割民営化は衝撃的でした。民間になるということもそうですし、そうなる過程も激動でした。私の高校の同級生にH君がいますが、国鉄に就職しました。卒業して会うことがありませんでしたが、東京での反対集会で偶然再会しました。子供を抱いていて、「こんな理不尽なことには反対していく」と力強く語っていました。言葉通り国労に最後まで残り、原告団の一人として３０年近い裁判を闘いました。10年前に会うことがありましたが、厳しい攻撃の中で自ら命を絶った同僚のことを話していました。今も北九州市で元気に暮らしています。