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2022.6.18ブログ更新します。
本格的な梅雨になりました。
入院中だった母親が15日に亡くなりました。私が昼ご飯を食べて用事に出掛けようとした時に、携帯電話がけたたましく鳴りました。病院からで、容態が急変したので直ぐに来てほしいということでした。父親と駆け付けましたが、既に心肺停止の状態でした。主治医の先生が、「今なら声が届きます」と言われたので、必死で何回も、「ありがとう。ありがとう」と声を張り上げました。
生前から本人が家族葬を希望していたので、牛津町にある葬儀場で執り行いました。親戚にもほとんど知らせませんでしたが、大勢の方が参列して頂きました。隣には母親がパート勤務をしていた工場があり、大変懐かしかったです。
亡くなる前日に看護士さんに、「もうよかろう」と一言言ったそうです。体がきつかったんだろうと胸が締め付けられる思いがしましたが、只、「真面目に一生懸命に生きて悔いはない」と言ってくれたような気持ちもするのです。母親の人生を思うと、そう思うのです。
幼い頃に両親を亡くし、自分が手にすることができた家庭を守りたいという気持ちが強かったからだと思いますが、自分のことは二の次三の次、とにかく家族のことを一番に考える人でした。今でいうダブルワーク、どうかすればトリプルワークをして家計を支えてくれました。
大きなものを失い悲しみで一杯ですが、これからはいつも母親が守ってくれていると思い、しっかりとやっていきたいと思います。それが母親が一番喜ぶことだと思うので。
長い間、言葉で表せない深い愛情を注いで頂き、本当にありがとうございました。
南里 弘子 (旧姓 藤瀬) 1935年(昭和10年)10月23日生まれ 享年86歳