朝、急に寒くなりました。やっと本来の秋らしくなったのでしょう。

以前書き込みましたが、お世話になっている鹿島の介護施設の利用者さんの理容のお手伝いに行ってきました。約二年ぶりの仕事なので少し緊張しましたが。「お久しぶりです」と理容師さんに挨拶して始まり順調に進みました。二ヶ月に一度の散髪で皆さん嬉しそうでした。しかし、途中に意外で困ったことがありました。椅子に座り順番を待っているある利用者さんが何か取り出し私に渡そうとします。「いつもお世話になっているから」と手に持っているのは一万円札でした。「とんでもない」と返そうとしますが、どうしても折れません。五分ほどやり取りをして、（これは一旦受け取らないと収まりがつかない）と思いました。全員の散髪が終わった後、施設長、職員に相談しましたが、「あの人は認知症はないし、言い出したら聞かない」と言っていました。もらう訳にはいかないので、「Dさんの送別会に使ってほしい」と提案しました。来年一月に退職予定の職員さんです。このままコロナが収まっていたら送別会もできるだろうと賛成して頂きました。想定外の出来事に慌ててしまいました。

その日は出勤予定の職員さんが一人来ていなかったので聞いてみると、京都の親戚の方が亡くなりお葬式に行かれたとのこと。急な不幸事で大変だったなと思いましたが、例によって施設長は暗い顔でした。県外に行ったので最低二週間は出勤できません。その職員さんも第５波の最中だったら止めていたでしょう。離れていますが、どうしても見送らなければいけない親戚だったそうです。

第６波など来ず気兼ねなく移動できるようになってほしいし、19日から選挙が始まりますがコロナ対策をしっかり論戦してもらいたいと思います。